石英の干渉色

石英の貝殻状断口を実際に観察しようと思って、石英岩の塊を割ってみたのですが思ったように行きませんね。他形の細かい結晶がくっついたような岩石では結晶面同士が先に剥がれてしまって、結晶の断口が現れるまでには至らないようです。

ただこんな石英でもルーペで観察してみるといろいろなことが見えてきます。結晶の成長面には成長線が綺麗に並び、所々に成長線に起因する干渉色を観察できます。この干渉色は石英を見分ける時に有効なようで、他形の結晶の場合は色や質感で大体の目星をつけたあとで成長線と干渉色を確認できればほぼ特定できるみたいです。

写真は糸魚川に翡翠を拾いに行った時についでに拾った石英岩で干渉色の幅は1.5mm程度です。10倍のルーペで観察するとよく見えて楽しいですね♪

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