お世話になってるスタジオでMacBookProの2021を購入したのですが、キャリブレーションで大いに悩んでいます。と言うか2022.1.20現在では現実的にノートのモニターはキャリブレーションできず、外部ディスプレイのみでの色合わせになってしまっています。
MacBookProがやってきた
お世話になっているスタジオでMacBookPro16incのウルティメイトモデルを購入して、私がセットアップを担当したので家に短期滞在していました。Photoshopなどをインストールしてテストしたところ、爆速です。私が普段使っているMP2013(ゴミ箱型)が遅いという話もありますが、ノートでこの速さが出るならもうデスクトップ必要ないのでは?って勢いです。
ちなみにテスト内容はEOSR5のRAWデータ70枚を現像〜深度合成。
大まかに作業が半分くらいになった感じでしょうか。まあ、処理スピードに関してはメーカーにサポートされてる人たちが絶賛してくれてるのでそっちをみてもらうとして、私は問題が出た色味に関して書いていきましょう。
キャリブレーションしたらば大幅に色が狂う
基本セットアップを済ませてキャリブレーションしようと思ったのですがうまくいきません。ネット上ではキャリブレーションをしている動画などもあるのですが、何度やっても私の環境ではキャリブレーションを行うと色が狂います。使用機材は、i1Pro2+i1Profiler OS12.1
調整すると色がシアンかぶりになりとてもじゃないけど使えない状態です。
ちゃんとカラープロファイルがあたっていないのかな???
しかも一度プロファイル当てるのをキャンセルして、後からプロファイル当てようと思ったらやり方がわかりません!
プロファイルの当て方が変わった
今まではディスプレイ環境設定でプロファイルを当てていたのですが、プロファイルの項目がなくなっています!

今までは上の写真のように環境設定/ディスプレイ/カラーを開けばプロファイルの項目があったですが。。。

上のスクリーンショットのように今度のMacBookProではプロファイルの項目がありません。
どうやらXRDディスプレイはこの仕様になるみたいで、アップルに問い合わせてプロファイルを当てかたを教えてもらいました。 ユーティリティ/ColorSyncユーティリティー/装置/ディスプレイで設定することになるようですが、めんどくさい。。。
しかもこちらで作ったプロファイルを当ててみても色がおかしいのは治らず。
リファレンスモードとは
AppleのHPにはこんな情報もあるのですが、今までとあまりにもやり方が違うのと、リファレンスモードと言う新しい概念が出てきているのでこちらもAppleに問い合わせしてみたのですが正確な情報を得られず。
→ MacBook Pro の Liquid Retina XDR ディスプレイのキャリブレーションを微調整する

どうもホワイトポイントとか輝度を調整することで色をコントロールするって話みたいなのですが、やり方とか調べ方がいまいち良くわからず。。。
ColorNavigatorは大丈夫みたい?
ColorNavigatorとColorEdgeの組み合わせではとりあえず問題なくキャリブレーションできたみたいですが、一部問題もあるとの話も。。。ちゃんと調べて調整したらばここに書いてある方法で問題無さそうな感じです。
今回のテスト環境はCG275+HDMI+「PC」モード OS12.1+ColorNavigator7
あとはノートのモニターがある程度色が揃ってくれれば嬉しいのですが。。。
結局メーカーの対応待ち
再びアップルに連絡したりi1に連絡してわかったことは、打つ手無し!
メーカーの対応待ちになるようです。
まとめ
正確な色合わせは環境光も安定していないとだめなので、ノートのキャリブレーションについては疑問を持つ人もいるかも知れません。しかし色の傾向が大幅に狂っているとあとから調整するにしても大変な作業になってしまうので、ある程度の意味でもノートのキャリブレーションはしておいたほうが良いと思うのです。
スピードは出ても色が合わないと写真の仕事で使うのはちょっと微妙です、残念ながらこのパソコンで仕事で使用するのはもうちょっとあとになるでしょう。
Appleあるあるだけど、初物に手を出す時は機材と心の余裕がないとダメですね〜