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    PYRITE

    完璧な立方体をしたパイライトです。比較的ありふれた鉱物ですが、美しい光沢と形を兼ね備えた撮影しがいのある石です。金属光沢の表現がライティングによって変わってくるので、カメラマンの好みがよく分かる石でもあります。 SPAIN

    BOULDER OPAL

    ボルダー(Boulder)とは石ころや岩の塊という意味です。ボルダーオパールはその名の通り石の塊(主に鉄鉱石)にできた隙間にオパールの元になるシリコンを含んだ熱水が入り込んで出来ています。 このような産状なので、宝石として切り出すときは、オパールが含まれる隙間に合わせて不定形な形や曲面になることが殆どです。またオパール層が薄いので裏返すと赤茶色の母岩が見えることも特徴になります。 ボルダーオパール […]

    キャリブレーションで悩む@2021 MacBookPro

    お世話になってるスタジオでMacBookProの2021を購入したのですが、キャリブレーションで大いに悩んでいます。と言うか2022.1.20現在では現実的にノートのモニターはキャリブレーションできず、外部ディスプレイのみでの色合わせになってしまっています。 MacBookProがやってきた お世話になっているスタジオでMacBookPro16incのウルティメイトモデルを購入して、私がセットアッ […]

    Rutilelated Quartz

    ルチルとは二酸化チタン(TiO2)でできた鉱物で、針状の結晶が水晶に含まれるとRutilelated Quartzや針入り水晶と呼ばれます。写真はブラジル産の針入り水晶で、光の当て方によって細い針状結晶が様々な表情を見せてくれます。 産地 Brazil

    切手で使っていただきました♪

    私が撮影した石の写真を5点採用していただきました!2022年2月22日に発売されます。 私が撮影した石たちは「ファイヤーオパール、ダイヤモンド、翡翠、マンダリンガーネット、ロードクロサイト」です。 日本郵便株式会社オフィシャルHPより

    石英の干渉色

    石英の貝殻状断口を実際に観察しようと思って、石英岩の塊を割ってみたのですが思ったように行きませんね。他形の細かい結晶がくっついたような岩石では結晶面同士が先に剥がれてしまって、結晶の断口が現れるまでには至らないようです。 ただこんな石英でもルーペで観察してみるといろいろなことが見えてきます。結晶の成長面には成長線が綺麗に並び、所々に成長線に起因する干渉色を観察できます。この干渉色は石英を見分ける時 […]

    Diamond

    まるで教科書にでできそうなダイヤモンドの八面体結晶です。ダイヤモンドは地下深くからマグマによって地表近くまで運ばれて来ますが、上昇過程で少なからず溶解作用を受けます。シベリア産ダイヤモンドは比較的結晶形が残ったままの物が多く私達の目を楽しませてくれます。 この結晶は成長線まで保存されている素晴らしい標本なのですが、2mm以下の極小サイズのため撮影は困難を極めました。高倍率の撮影ではピントが合う範囲 […]

    PARAIBA TOURMALIN

    パライバトルマリンとはブラジルのパライバ州で見つかったネオンブルーのトルマリンを表していました。この美しい色は微量に含まれる銅によるもので、現在は産地にかかわらず科学分析で銅が含まれるネオンブルー発色のトルマリンをパライバトルマリンとします。 写真は透明度は低いのですが発色が非常に美しい色のパライバトルマリンです。 産地 BRAZIL

    FADEN QUARTZ

    ファーデンとはドイツ語で糸状や繊維状という意味で、水晶中に繊維状のインクルージョンの広がりが見られるものをファーデンクォーツといいます。インクルージョンのほとんどはフィッシャー(細かい割れ)の癒着したものですが、写真で撮影すると真っ白に光ってしまってなかなか難しい被写体です。 産地 不明

    FLUORITE

    非常に美しい結晶形をしたフローライトです。結晶の成長線に沿って微妙に色の濃淡があるのは成長中に溶液に含まれる不純物の濃度が変化したためです。 フローライトは等軸晶系で光を通す数少ない鉱物で、高級レンズ材料として使われています。他にはガーネットやダイヤモンドなどがあるのですが、いつの日かそれらのレンズも実用化されたりするのでしょうか? 産地 USA